愛媛の松山から |
明日から愛媛大学で「歴史政治学」(講座名としては「政治史」の方が一般的)の集中講義(15コマ)を行うため、松山に来ている。
第二次大戦中以来のアメリカ政治外交史を扱う予定。
市内のあちこちで、ここを選挙区とする塩崎恭久元官房長官のポスターを見かける。日銀出身の塩崎氏は、金融には強いのかもしれないが、安全保障や歴史問題ではありきたりのリベラル派に近かったようだ。
安倍氏が、この人を「内閣のかなめ」の官房長官に起用したのは、やはりミスキャストだったのではないか。
官房長官時代、拉致問題担当大臣も兼任したのだから、例えば、加藤紘一が「5人の拉致被害者を北に戻すべきだった」と妄言を吐いた際など、反撃の先頭に立ってもよかったはずだ。
存在感が薄れるばかりというのが実態だろう。まあ、この先がんばってもらいたい。