親北左派が惨敗した韓国総選挙 |
朝鮮半島研究プロジェクト通信【恵岡隆一レポート№28】が出た。西岡力氏の執筆で、4月9日の韓国総選挙の結果を分析した内容である。
日本政策研究センターの下記サイトで読める。
http://www.seisaku-center.net/modules/wordpress/index.php?p=516
親北左派勢力が惨敗したようで、同慶の至りだ。
最大野党(統合民主党)では、党代表の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)と、盧武鉉の下で統一相を務め、先の大統領線にも出た鄭東泳(チョン・ドンヨン)という2枚看板が落選、金正日が特に目を掛けていたとされる金槿泰(キム・グンテ)や、盧武鉉が首相に取り立てた女性活動家・韓明淑(ハン・ミョンスク)らも、晴れて落選した。
自民党内に加藤紘一らがいるのと同様、韓国の与党・ハンナラ党にも、親北派が棲息する。
今回、党内左派のリーダー格で李明博大統領の側近だった李在五(イ・ジェゴ)前最高委員が落選した。
なお、金日成の「主体思想」(チュチェササン)を信奉する主思派(チュサパ)の学生組織・全大協(1987年結成)出身者が、前回選挙では、与野党合わせて12人当選し国会の一大勢力だったのが、今回は2人しか当選しなかったという。
韓国の政治情勢は、望ましい方向に動いたようだ。