国務省幹部 「福田は北のテロ指定解除を問題にしなかった」 |
今日の午前11時から(米東部時間で25日午後9時)のブッシュ一般教書演説は、北朝鮮に一切触れなかった。
しかし、チャック・ダウンズによれば、ホワイトハウスと国務省の間で考えの相違があり、ブッシュは、北による核計画の「完全かつ正確な申告」は、最初から完全かつ正確でなければならない(当たり前のことだが)とクリストファー・ヒルに指示したという(ヒル氏は、北の申告が完全でなくとも、そこで争うのは建設的でないという態度だった)。
なお、国務省の東アジア担当者らは、昨年11月のブッシュ・福田会談で、福田首相は北の「テロ指定」解除を問題にしなかった(すなわち特に反対しなかった)とワシントンの各方面に説明しているそうだ。
日本政府は、事の次第を内外に向けて明確にすべきだろう。