飛躍か埋没か--前原誠司氏の岐路 |
下記ニュースについて
ここで民主党・前原誠司氏が述べている意見は、私が、「現実に害をなしはじめた小沢流・国連崇拝」と題した8月8日付エントリで示したものと同趣旨である。柔軟な前原氏に対し、小沢氏の態度は無責任かつ硬直している。
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/261559/
拉致問題に進展がなくとも、北朝鮮へのエネルギー支援に参加すべしという前原氏の主張を、以前、強く批判したことがあるが、
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/189249/
この「テロ対策特措法」問題で筋を通し、氏が、政治家として大きく成長するよう期待している。
というより、前原氏が言うとおり、これは日本の国益が掛かった重要問題である。
ここで簡単に小沢一派に抑え込まれるようでは、政治家前原の将来はない。民主党の有象無象の中に埋没してしまうだろう。
逆に原則を貫き、小沢路線に修正を迫るなら、単に民主党の枠を超え、広く保守層一般の間で、首相候補の一人として認知されることになろう。
自民党内からは、一方、“四国のノ・ムヒョン”後藤田正純氏らも、前原氏に提携を呼び掛けるラブコールを送っている。
が、政界を野中広務・加藤紘一時代に戻そうとする、こうした反動的な反安倍勢力とは、間違っても手を組んではならないだろう。
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/263526/
読売新聞 2007年8月12日13時27分
民主党・前原氏、TV番組で「テロ特措法の延長必要」発言
民主党の前原誠司・前代表は12日、テレビ朝日の番組で、インド洋で海上自衛隊が行っている給油活動の根拠である、テロ対策特別措置法について「アフガニスタンでのテロとの戦いから、日本が抜けることは国益に反する」と述べ、11月1日に期限が切れる同法を延長する必要性を改めて強調した。
前原氏は、「アフガニスタン国内の治安維持活動のために自衛隊が入っていくのは、今の武器使用基準、憲法制約からすると非常に危険だ。洋上給油は、現段階ではベストだ」とも指摘した。