「下品な朝日新聞」 に堕した週刊文春 |
週刊文春の今週号を見て、そのあまりの芸のなさ、雑誌としての志の低さに呆れた。
まず、安倍批判特集の冒頭コメントが次のような文章だ。
「批判を受け止めながら改革を」とバカの一つ覚えのように繰り返す安倍首相。なぜ民意を無視し、平然と居座るのか。周囲のご追従で勘違いしているのかも知れないが、国民はあなたに“国づくり”を頼んだ覚えはない。……
朝日新聞やワイドショー芸人らが日々垂れ流す型どおりの安倍批判をより下品にしただけで、これが、新聞やテレビに載らない本音取材が売り物の文春のトップ記事とは情けない。
新味がなく、安直すぎる。下品でも面白ければよいが、まったく面白くない。
「安倍首相よ。金正日を見習い、300万人を餓死させても退陣するな」くらいのタイトルで、安倍叩きの合唱に対抗する週刊誌があれば、異彩を放って面白いと思うが、見あたらないようだ。
週刊文春の場合、石破茂、舛添要一という三流議員の安倍批判をトップに並べたのが致命的だ。
理念もユーモアのセンスもない連中だけに、「有権者をなめるな」とか「バカ」とかストレートで幼稚な言葉が並ぶばかりで、何のひねりもない。
記者によるしゃれたコメントでも付いていれば、まだ救われるが、それもない。ただ不快感のみが残る代物だ。
石破氏は、拉致議連会長をしていた時から、目つきが妙で、オタク臭いしゃべり方をする信用ならない男だと思っていたが、小泉政権下で防衛庁長官に一本釣りされて以降、福田康夫に接近し、北朝鮮への経済制裁に反対するなど、はっきり北に都合のよい存在になった。
今回の安倍降ろし発言も、その延長線のものだろう。
利敵スタンド・プレーヤー桝添については、改めて論評するまでもない。
昨日の産経新聞にも、「一番卑怯なのは『自分だけは違う』とばかりテレビに出て党の悪口を言う連中だ。文句があるなら総務会やこの場で言えばいい。そんな卑怯な奴らは自民党から出て行けばいい」との、自民党総務会の席上で出たという萩生田光一衆院議員の正論が載っていた。
桝添はその内、自民党本部の廊下あたりで、血気盛んな若手議員の鉄拳を食らうだろう。